2021年06月22日

履歴書への運転免許の書き方は?正式名称やAT限定・準中型などはどうする?

転職活動・就職活動にあたって、ほとんどの応募先で要件とされているのが履歴書です。履歴書への記入項目は数多くありますが、どのような書式の履歴書用紙にも記入事項として設けられているのが、「免許・資格」の欄でしょう。多くの方が持っている免許の1つとして、自動車やバイクなどの運転免許が挙げられます。この記事では、履歴書への運転免許の書き方についてご紹介します。

履歴書への正しい自動車運転免許の記載方法

業務や通勤で、従業員が自動車やバイクを運転する機会がある会社も少なくありません。会社によっては従業員の採用時に運転免許の有無を確かめるケースもあります。ここでは、運転免許を持っている方が履歴書の「免許・資格」欄にご自身の免許について記載する場合の方法をご紹介します。

正しい運転免許の書き方

履歴書の「免許・資格」欄へご自身の運転免許を記載する場合の、正確な書き方は以下となります。

例)2013年3月に普通免許を取得した場合の書き方
【年】項目:2013(年)
【月】項目:3(月)
【免許・資格】項目:普通自動車第一種運転免許 取得

免許を取得した年・月を記入し、免許の種類は必ず「正式名称 取得」で記載しましょう。取得年月を記載する場合の年号は、西暦・和暦のいずれでも問題ありません。ただし、学歴や職歴を記入した際に使用した年号と同じものを使用し、履歴書内に記載した年号はすべて統一して記入しましょう。

複数の運転免許を持っている場合は?

履歴書への運転免許の書き方は?正式名称やAT限定・準中型などはどうする?

免許をお持ちの方のなかには、「自動車とバイク」など、複数の免許を持っている場合もあると思います。その場合、履歴書にはどのように記載すると良いのでしょうか。

複数の運転免許を記載する場合の順序

2つ以上の運転免許を持っている場合は、基本的に取得年次が古いものから記載します。例えば、2013年3月に普通自動車免許を取得し、2015年6月に普通自動二輪車免許を取得した方の場合は、「免許・資格」欄の上から古い順に記入しましょう。

例)免許・資格の記載順
2013(年)/3(月)/普通自動車第一種運転免許 取得
2015(年)/6(月)/普通自動二輪車免許 取得

所持免許が多く記入欄に記載しきれない場合は?

複数の運転免許を持っている方の場合、一般的な履歴書の書式では「免許・資格」欄に書ききれないということも考えられます。そのような場合は、応募先の仕事内容に関係のないものは記載を省いても問題ありません。

例えば「業務で取り扱う機会があるのは四輪の乗用車のみ」という場合は、二輪車や特殊車両の免許の記載はなくてもかまいません。 ただし、複数の運転免許を持っていることで「不測の事態があった場合、柔軟に対応できる人材」とみなされる可能性もあります。持っている免許は、省かず書ききれる分だけ書いておくことをおすすめします。

自動車免許の取得日・種類の確認方法

履歴書への運転免許の書き方は?正式名称やAT限定・準中型などはどうする?

「何月何日に免許を取得したか」と聞かれたとき、何も見ずにすぐ答えられる方は少ないでしょう。特に履歴書に記載する場合、取得年月に間違いがあってはならないため、必ず運転免許証で確認しましょう。
ここでは、運転免許の取得日やお持ちの免許の種類を確認する方法についてご紹介します。

取得日の確認方法

免許の種類や取得日を免許証から確認する場合は、以下のように確かめます。

免許の種類

手持ちの免許の種類を確かめる際は、免許証の下部左側に書かれている取得日の右側にある「種類」欄を見て確認しましょう。種類欄には14の枠がありますが、そこに記載された免許の種類が、ご自身が取得済みのものです。他の枠は「-」と記載されているため、自身の所持する免許がひと目で分かるようになっています。

免許の取得日

免許を取得した日は、免許証上部の「住所」欄に記載の「交付日」の日付とは異なるため、注意が必要です。
免許の取得年月日は、「免許証の左下の日付」で確認しましょう。日付の欄は3つあり、上から「二・小・小特:二輪免許・小型特殊自動車免許・原付免許」、「他:二輪以外の一種免許」、「二種:二種免許」となっています。普通自動車免許だけを持っている方の場合は、「他」の欄に日付が記載されているので確認してください。
同じ行に記載された免許を、2つ以上お持ちの方もいるでしょう。そのような場合は、免許証の記載だけで正しい取得日を確認できません。運転免許試験場または運転免許センター、もしくは警察署で「運転免許経歴証明書」を発行してもらい、各免許の正しい取得日を確認しましょう。

免許の種類と略称・正しい名称

運転免許には全部で14種類があり、それぞれ略称と正式名称があります。履歴書には正式名称で記載することが望ましいため、各免許の略称と正式名称を知っておくと良いでしょう。

【第一種運転免許の略称と正式名称】
普通:普通自動車第一種運転免許(または普通自動車免許、普通自動車運転免許)
大型:大型自動車第一種運転免許(または大型自動車免許)
中型:中型自動車第一種運転免許(または中型自動車運転免許)
準中型:準中型自動車第一種運転免許(または準中型自動車運転免許)
大特: 大型特殊自動車免許
小特:小型特殊自動車免許
引:牽引自動車第一種運転免許(または牽引自動車免許)
大自二:大型自動二輪車免許
普自二:普通自動二輪車免許
原付:原動機付自転車免許

【第二種運転免許の略称と正式名称】
普二:普通自動車第二種運転免許
大二:大型自動車第二種運転免許
中二:中型自動車第二種運転免許
大特二:大型特殊自動車第二種免許
引二:牽引自動車第二種運転免許

運転免許には第一種と第二種があり、うち第二種(二種免許)とはバスやタクシーなど、旅客運送契約に基づきお客さんを乗せて自動車を運転する場合に必要な免許です。

2017年3月11日以前に取得した場合は記載に工夫が必要

免許制度に関する変更で、近年行われた大きな変更措置は2017年3月12日の道路交通法改正にともなうものです。この日より前に免許を取得した方は、履歴書への記載時にも注意すべきことがあります。

準中型自動免許の追加

2017年3月12日に道路交通法が改正されたことで、「準中型自動車免許」が運転免許に追加されています。この改正以前は普通自動車運転免許を持っていれば5トン未満の小型トラックを運転できました。
準中型免許が追加されたことで、普通自動車で運転できる自動車が「最大積載量:3t未満→2t未満」、「車両総重量:5t未満→3.5t未満に変わっています。

2017年3月11日以前に普通自動車運転免許を取得していれば、改正前の免許制度が適用されるため、5t未満のトラックを運転できます。このため、2017年3月11日以前に普通自動車運転免許を取得しており、運転免許が重要にかかわる職種に就きたい方の場合は、履歴書の書き方も工夫しましょう。

記入例
2013(年)3(月) 普通自動車第一種運転免許(現・5t限定 準中型免許) 取得

上記のように、現在の制度上は普通免許であっても「準中型自動車運転免許(5t限定)」に該当していることを明記すると良いでしょう。

こんなケースではどうする?

運転免許を履歴書に記載する際、現在所持する免許の状況次第ではどう書くべきか迷うことがあるでしょう。以下のケースでの、記載方法についてもご説明します。

ペーパードライバーの方の場合

免許は持っているものの、現在運転機会の少ない「ペーパードライバー」の方は、履歴書の記載時に書くべきか悩むかもしれません。しかし、免許を持っていることに間違いはないため正しく記載することに問題はないでしょう。ただし業務や通勤に自動車の運転が重要にかかわってくる場合は、就業するまでにきちんと運転できる状態にしておくことは必要です。
また、面接時に運転経験について尋ねられた場合は、正直に運転機会が少ないことを伝えましょう。

AT限定の方の場合は

履歴書への運転免許の書き方は?正式名称やAT限定・準中型などはどうする?

AT限定の免許をお持ちの方も、履歴書にどう書くか迷うことがあるでしょう。しかし、現在のところ免許の名称にAT限定かそうでないかで違いはないため、「普通自動車第一種運転免許」の記載で問題ありません。
ただし、自動車の運転が業務に必要な職種に応募する場合はマニュアル車を運転できるか分かったほうがよいこともあるため、免許名の後に(AT限定)と付記しておくと親切です。

まとめ

この記事では、転職・就職活動の際に記載する履歴書への、運転免許に関する事項の記入方法をご紹介しました。手持ちの免許の取得日や名称に関することは、履歴書の場合に限らず「正確に書く」ことが基本です。免許を取得した日にちや免許の種類の記憶がはっきりしていない場合は、正しい日付や名称をしっかり調べて間違いのないよう記入しましょう。