2020年06月08日

危険物取扱者資格乙4合格のための過去問・試験対策

「乙種第4類危険物取扱者」通称「危険物乙4」は、人材需要が高く仕事に結びつきやすいうえに、比較的取得しやすい人気の資格です。

今回は、この資格の試験内容と対策に関してまとめました。合格人数や合格基準もお伝えしますので、どれくらいの難易度か理解できるでしょう。効率良く勉強して取得資格を増やしたい人は、ぜひご一読ください。

危険物取扱者資格乙4とは

危険物取扱者資格乙4合格のための過去問・試験対策

危険物取扱者資格は、消防法で指定された「危険物」を取り扱う際に必要な資格で、試験は毎年各都道府県でおこなわれています。資格は甲・乙・丙の3種に分かれ、乙・丙は受験資格が不要で誰でも受験可能です。

どのような資格か

乙種資格は第1類から第6類まであり、第4類は生活に密着した可燃性液体(ガソリン・軽油・灯油・重油など)の取り扱いがメインです。

丙種資格もほぼ同様の石油類を取り扱えますが、無資格者が取り扱う場合の立ち会いが許可されるのは甲種・乙種のみ。甲種受験には、大学での化学学科・科目の修了か乙種資格が必要です。

危険物乙4は国家資格

危険物乙4資格は国家資格で、ガソリンスタンド・自動車整備工場はもちろん、タンクローリーのドライバーや公共施設の設備管理の際にこの資格を活かすことができます。身近な石油類の取り扱いに関する試験なので勉強しやすいうえに、人材需要は高め。国家資格としては比較的取得しやすいこともあり、資格として高い人気を誇ります。

危険物取扱者乙種第4類とは

危険物乙4の資格試験について

試験の概要をご紹介しておきます。

試験科目は3つ

科目は「危険物に関する法令」「基礎的な物理学及び基礎的な化学」「危険物の性質並びに火災予防及び消火の方法」の3つです。

出題はマークシート方式

5肢択一のマークシート方式で出題される筆記試験です。

3つの科目から35問出題

試験は3科目で、「危険物に関する法令」から15問、「基礎的な物理学及び基礎的な化学」から10問、「危険物の性質並びに火災予防及び消火の方法」から10問と、計35問出題されます。

危険物取扱者乙4の具体的な試験対策

危険物取扱者資格乙4合格のための過去問・試験対策

危険物乙4資格は受験者数が多いため、試験対策のツールが充実しています。過去問対策と出題傾向について解説しますので、参考にしてください。

過去問を解く

危険物乙4の試験は、過去問の類似問題から出題される傾向にあるので、過去問を解くことが合格につながります。ただ、単に過去問を解くのではなく、「問われているのは何で、どこを覚えれば類似問題でも解答できるのか」を意識して取り組むことが大切です。以下で過去問の代表的な入手方法をご紹介します。

  • 公式サイト(一般財団法人 消防試験研究センター)で確認する
    資格所有者が習得すべき知識・技能の目安になるよう、公式サイトが過去問の一部を公開しています。ただし、解説がなく問題数が35問と少ないのが難点です。公式の過去問なのでしっかりおさえておくのがおすすめですが、ここだけに頼らず、ほかの方法と組み合わせて利用したほうが良いでしょう。
    一般財団法人 消防試験研究センター
  • テキストを購入する
    費用はかかりますが、過去問を集めたテキストも販売されています。ネット・書店等で2,000円前後で購入が可能なため、内容を確認し、自身にあったものを購入しましょう。
  • 過去問アプリを使う
    過去問を参考に作成されたオリジナル問題全280問に、暗記カード全200問が収録されているアプリです。スマートフォンさえあれば、いつでも試験問題と取り組めるのが魅力。カラー付箋や自分専用の暗記カードを使うこともできます。間違った問題だけを選んで解答できるので、効率良く弱点の克服ができるでしょう。危険物乙4 解説付き問題集+暗記カード アプリ

出題傾向をチェック

過去問に取り組めば出題傾向が把握できます。市販のテキストは、やはり新しいものが最近の傾向をおさえているようです。「法令」では指定数量の計算と保安講習、「物理学・化学」「性質・火災予防・消火」では物質三態と静電気、物理変化・化学変化の出題が目立ちます。

危険物乙4資格の合格基準

この資格の合格人数・合格基準・合格発表について説明しておきます。

例年の平均合格人数は8〜9万人

受験者数は令和元年度が約18万人、平成30年度が約24万人、平成29年度は約25万6,600人。合格者数はそれぞれ約6万9,000人、約9万3,660人、約8万8,300人で、合格率はおおよそ34〜39%程度です。合格率がそう高くないのは、仕事をしながら受験をする人が多く、十分に準備ができないまま受ける人が多いためといわれています。

合格基準は公式サイトに明示

試験科目ごとにそれぞれ60%以上で合格と公式サイトで明言されており、合格基準は明確。科目の一つが60%未満の場合は、ほかの科目の成績がどんなに良くても不合格となってしまいます。

合格発表のタイミング・確認方法

各都道府県の支部別に合格者の受験番号が公示され、受験者には郵便ハガキで合否結果が通知。一般財団法人 消防試験研究センターの公式サイトにも掲示されます。

おわりに

危険物乙4資格は、人材ニーズが高いにも関わらず比較的取得しやすい国家資格です。合格者の経験談などを見ても、集中して勉強すれば取得はそうむずかしくないようです。ガソリン・軽油・灯油などの可燃性液体を扱う仕事に関心のある人は、スキルアップの一環としてこの資格を取得してはいかがでしょう?